昔から、海苔は「一日二枚で医者いらず」と言われていることをご存知でしょうか?
海苔には、うまみ成分アミノ酸をはじめ、ビタミンやミネラルなど約40種類という多くの成分を含んでいます。
海苔を1日2枚(全型)食べる事でたくさんの栄養素が確保できるスーパーフードなのです。
野菜不足の方や野菜が苦手なお子さまにも、1日2枚を目安に海苔がおすすめです。
発育を促進するし、粘膜を丈夫にするビタミンA。海苔のビタミンA含有量は、ほうれん草の約8倍!1日2枚で育ち盛りの子どもに必要なビタミンAが摂取できます。
海苔は12種類ものビタミン群をバランスよく含んでいます。ビタミンB1、B2は、ご飯をエネルギーに変える働きがあります。海苔で巻いたおにぎりは理想的な組み合わせ!
ビタミンCは加熱すると壊れますが、海苔に含まれるビタミンCは、熱に強く、焼いても栄養素は壊れません。
海苔の食物繊維は、野菜の食物繊維と比べて柔らかく、胃腸の璧を傷つけることなく、やさしく整腸を促します。
海苔は重量の約40%がタンパク質。
海苔を使ったおつまみは、タンパク質を補い、多くのタウリンも含まれるので、肝臓の働きも高めてくれます。
海苔約5枚には、牛レバー1切れ分(約40g)・ゆでたほうれん草1わ分と同量の鉄分が含まれています。
海苔には骨を丈夫にするカルシウムもたっぷり。ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などの9種類ものミネラルが含まれています。
豊富に含まれるタウリンは、アミノ酸の一つで肝機能を高める効果にすぐれ、悪玉コレステロール値の低下、高血圧や動脈硬化予防も期待できます。
青魚に含まれる良質の油脂EPAは、がん予防や動脈硬化予防で注目されています。毎日食べられない青魚の変わりに、タウリンが豊富な海苔で摂取しましょう。
海苔に豊富に含まれるビタミンB1は、お米の糖質を効率よくエネルギーに変えてくれます。
海苔を巻いたおにぎりは、日本人の知恵といえるでしょう。
しかも、栄養の宝庫とも言えるほど、少しの量で手軽にたくさんの栄養素を取ることできる優れた食品です。
日本の伝統的な旨味成分である
「グルタミン酸(主に昆布に含まれる旨味成分)」、
「イノシン酸(主に鰹節に含まれる旨味成分)」、
「グァニル酸(主に椎茸のダシ汁に含まれる旨味成分)」の3つ。
実はこれらの旨味成分が揃って含まれる天然食品は、海苔だけといわれています。
味付け海苔は塩分が多いと思われがちですが、たとえば「かき醤油 味付のり」1枚で約0.1g。
5枚食べてもわずか0.5gなのです。
高血圧患者の食事療法での1日あたりの塩分摂取量は6gとされています。海苔は大量に食べるものではありませんから、基本的には気にしなくて良い程度の塩分量です。
お酒を飲むと、アルコールは肝臓で分解されるのですが、その分解にはタンパク質が消費されます。
海苔の成分の40%がタンパク質。また肝臓の働きを高めるタウリンも豊富に含まれ、お酒のおつまみに理想的と言えます。